The Killing Moon

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早いもので10月だ。ワイシャツが長袖になった。しかしまだ昼間はそこそこ暑くて、扇風機を片付けるタイミングをうかがっている。

今年もあと三ヶ月かと思うと、時の過ぎ行く早さを感じてならない。年齢を重ねる程に、一年が過ぎるスピードが速く感じる。それは完全に気のせいなのだけれど。



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近頃は、毎晩こんな感じで、だいたい23:00くらいまで。
特に締め切りがある訳ではないのだが、今年中にまとめておきたい諸々を毎日毎日飽きもせず。仕事で一日PCに張り付いた後、帰宅してまでPCの画面を見たくない気もするのだが、まあ楽しい時間だったりする。録画したテレビ番組が溜まる一方なのが、少し気になっている。




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月が綺麗だと思ったら、中秋の名月だそうで。

張り切って団子を買ってみたのだが、あまりお腹が減っていないので、明日にでも食べようと思う。


ベランダでぼんやりしながら野菜ジュースなんか飲んでいる。高い音の耳鳴りは気になるが気にしない。気にしても仕方ないから。

夜風が心地よいのを通り越して、少し寒いくらい。やはり時が巡るのは思った以上に速いみたいだ。一度部屋に戻って、ネルシャツを羽織り、月を探した。月明りは差しているものの、角度的に月は見えない。

闇に引き込まれそうな気持ちになるが、それを振り切り、現実的なことをあれこれ考えてみる。

あと数時間すれば、ベランダからも月は見えるであろうが、それを待たずに眠ろう。

10日は弊社支払日、そして今月は決算。
頑張って乗り越えないとね。

闇、月明り、闇。
夜、夢、朝、現実。



Echo and the Bunnymen - The Killing Moon



I wanna be your dog

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「三連休初日 Oh Yeah!」と思っていたら、弊社年に一度の大イベントである方針発表会と重なってしまった。グッバイ三連休。

正直、とても苦手な雰囲気だ。どこに居ても、なんとなく落ち着かない。

自分はサラリーマンには向いていないと思う。でも、他に何かやりたいことがあるわけでもないし、何ができるってわけでもない(「できている」とも思っていないけれど)。それでも生きていかなくてはならないので、なんとか毎日をやりくりしている。常にアウェイを感じながら、見えない岩にでもしがみついている気分だ。

そんなことすら考えないようになりたい気持ちと、何も感じなくなったらオシマイだという気持ちが同時に存在している。

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その辺りの折り合いは、おそらくこの先もつけられないであろう。根拠はないが、そんな気がする。

でも、それでいいのだ。当たり前を当たり前として認める勇気、適応する努力。

ステルス迷彩みたいな日々を過ごそう。


誠意
実行
責任


弊社の社是である。





Sunday Morning

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怒涛の土曜出勤を終えてから見上げた空は、台風前の奇妙な空で、しばらくぶりの休日なのだけれど、どこにも行けないのかもしれないなと思うと、かなり寂しい。

いろんな面で、もっとレベルアップしたい。

いざ、タイピングしてみると、とても恥ずかしい文章だ。

時間を巻き戻すことはできないけれど、自分を肯定できるようにはなれるかもしれない。

ささやかな願いとか望みとか。





The Velvet Underground-Sunday Morning




さよならビリー・ザ・キッド

「人生のリセットボタンがあったとして、それを押したところで、分岐点ではやはりこれまでと同じような選択をして、同じような人生なのではないか?」といった内容の会話を友達と交わしたことがある。

きっとそんな感じなのだろう。そう思う気持ちは今も変わっていない。

しかし、「インターネットがない世界だったら」と仮定すると、自分の場合は大幅に人生は変わっていただろう。特に対人関係においては。

「人生は~」なんて言うと大袈裟に思われるかもしれないが、今の自分に至るにおいて、ネットはそのくらい大きなものだったと思う。

勿論、良いことも、悪いことも、どちらもあるのだけれど、私はこれからもネットの海にダイブし続けるのだろう。依存といえばそうかもしれないが、あえてここでは「日常」という言葉に置き換えたい。


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「人生のリセットボタンは自分には必要ない」そう思い続けることができたら、それは結構幸せなことかもしれないね。




聖者が街にやってくる

中学3年生になってすぐくらいのことだったと思う。仙台市の中学校に通う僕たちにも日本のインディーズパンクムーブメントが押し寄せた。

僕は周りよりも、ロックに関しちゃちょっとススンデイタ中学生だったので、昨日まで「おニャン子クラブ」に夢中だった奴らが、突然「ラフィン最高!」とか、「やっぱりSex Pistolsだよな!」とか言い始めるのが、とても気持ち悪かった。だって、昨日まで「会員番号の歌」を歌っていた奴が、「ゲットザグローリー!」とか言い始めても、どんな顔をしたらいいんだかわからない。


その頃の僕には休日はなくて、日曜日にはバスに乗って西公園近くにある進学塾に通っていた。ウォークマンでパンクを聴きながら塾通い!アウトサイダーからは程遠いのだが、その頃の僕は、何の疑問ももたず、ただただ全国模試の点数を上げることに必死になるのが「当たり前」であった。それでもココロはパンクスであった。

塾での勉強を終えた僕は、仙台駅へ向かって歩き始めた。イヤフォンからはラフィンノーズ、学ランのポケットにはセーラムとライターと単語帳。真面目なんだか不真面目なんだか、全くわからない。

駅のバスターミナルの列に、隣のクラスのHくんを発見した。Hくんはサッカーで地元の私立高校にスポーツ推薦が決まっているらしいという噂は聞いていた。部活を引退してから、高校入学までの間、悠々自適な日々なのだろう。

僕の視線を感じたのだろうか?「おう!何してんの?」と近づいてきたHくんは、赤白ボーダーのTシャツに、穴の開いたジーンズをはいていて、白いヘアバンド。ラフィンノーズのボーカル「チャーミー」のコスプレみたいになっていた。この前まで「新田恵利と河合その子の二人から、同時に告白されたらどうするか?」で、同じサッカー部仲間で盛り上がっていたHくんよ…。



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「塾かぁ、お疲れさん!ちょっとそこの陰で一服するべ」

進学が決まっている奴の余裕ってやつか。僕はHくんの若干上からの物言いに、ちょっとカチンときた。だいたい何なんだよその恰好?この前まで夕焼けニャンニャンとキャプテン翼の話しかしていなかったし、ファッションのお手本はBE-BOP-HIGHSCHOOLだったじゃねえかよ。

「Hくんさ、その赤白のボーダーシャツ、カッコイイね」

「そうだべ!ラフィンのチャーミーが…」

「Hくんも、楳図かずおが好きだったとは嬉しいよ!おろちとか、漂流教室とか最高だよな!」

「いや、パンクでラフィンが…」

「パンクといえば、楳図かずおのビチグソロックな!あれを聞かずしてパンクは語れねえよなあ!…なあ、そうだろ?」

「あ、ああ、そうだな…」


思い返すに、私はあの時のHくんの「にわかパンクファッション」にムカついたのだと思う。「パンクを聴きながら、必死こいて受験勉強をしている自分のほうがパンクだ!」という思いもあったのかもしれない。自分の方が少しだけ、パンクロックを聴くのが早かっただけなのに。ミドルティーンのパンク観は、自身のアイデンティティの確立ともシンクロしており、なかなか厄介だ。


余談であるが、Hくんはスポーツが盛んなI学園高校において、並み居るサッカーの猛者たちに埋もれ意気消沈、夏休み前には部活を辞め、暴走族になったとか。

その時の彼の胸の中に「Get The Glory」が鳴り響いていたかどうかは知らない。




LAUGHIN' NOSE 聖者が街にやってくる






haunted days

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Ystk a.k.a濃紺

Author:Ystk a.k.a濃紺
◆1971年生まれ。廃人寸前からサラリーマンへ奇跡の転身。 音楽好き。愛すべき80年代カルチャーを礎に、現在を生き未来を感じたい。東京→仙台→札幌→福岡。

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