天使たちのシーン

「絶望」というと大袈裟か。
「諦め」とか「まあ、こんなもんか」とか。
「仕方ねえよな」とか「面倒くさい」とか。
「考えたくない」とか「疲れたな、もう寝よう」とか。
「絶対に上手く行くはずない」って決めつけられたり、「それ、なんとかなんないの?」なんて鼻で笑われたり。
いちいち噛みついている暇なんか、気付けばなくなっちゃって。
達観なんて大層な域には行けるわけもないのだけれど。
「レッツ・ポジティヴ!」なんて、どうも気恥ずかしくて言えなくて。
それでも、ほんの少しの希望的観測はあっても良いんじゃないかなって。
根拠なんかなくたってね。
そいつを誰にも言わずに…言えずに、ガムみたいに何度も噛み続けて。
期待なんかしないけれど、そんな思いを共有できたら、自分はたぶんすごく嬉しいのだろうと思う。
スポンサーサイト
コメント