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個のA、始まりのZ

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父ちゃんの2度目の命日だった。
父ちゃんといっても、実の父親ではなく、妻のお父さんだ。

月命日にはいつも大好きだった甘いものをお供えしている。酒を飲むのに、おはぎも大好きだった父ちゃん。

なかなか前に進めず、空回りしている自分を、父ちゃんは一度も焦らすことはなかった。言葉が少ないからこそ、存在が大きかった。自分の父親とは良好な関係を築くことができない私にとって、全く違う父親像を持つ父ちゃん。私は父ちゃんが好きだった…いや、過去形じゃないな。今でも好きだし、尊敬できる人だ。

私は父ちゃんの葬儀をバタバタと手伝ったのだが、その時に「これって結婚していない方が不自然なんじゃないか?」と思った。勿論、結婚することだけが正しい生き方なんて思っていないし、価値観やカタチには多様性があって当たり前だと思う。「こうでなくてはいけない」なんてことは絶対にない。そうなのだけれど、葬儀を終えて尚、いつもと変わらないかのような妻の姿を見ていて思った。「ああ、俺はこの先、この子と生きていこう」と。

そして、父ちゃんが亡くなってから、約一年後に結婚した。気持ちや生活面での整理や準備が必要だった。

これからの暮らしに自信があるとは言えない。いつだってギリギリなところで何とかなっている。金銭的にも精神的にも、妻のサポートあってのことだと思う。

自分はこれからも多分馬鹿だし、突拍子もない行動をとることもあるだろう。近頃は、健康面での心配事も多い。それでも、なんとか前へ。ちょっとずつでもいいから前へ。反省も後悔も、いっぱいしながら。「まっとうな道」ではないかもしれないけれど。

いろいろあるだろうけれど、妻とはお互いの距離や価値観を尊重しながら、一緒に笑って夕食をとる毎日を続けることが、父ちゃんへの一番の恩返しなのかもしれないな。そんな風に考えている。

父ちゃんよ、いつまかた会えるよね。
来月もまた、おはぎか団子か、何か買っておきますので。
これからもどうぞよろしく。












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Ystk a.k.a濃紺

Author:Ystk a.k.a濃紺
◆1971年生まれ。廃人寸前からサラリーマンへ奇跡の転身。 音楽好き。愛すべき80年代カルチャーを礎に、現在を生き未来を感じたい。東京→仙台→札幌→福岡。

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