ノー・コントロール

What do you call that noise ?

団地  

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私自身、団地に住んだ経験はないのだが、こういう感じの建物を見ると、なんとなく懐かしい気持ちになる。「懐かしい」なんて表現をすると、現在団地に住んでいる方には失礼に当たるのかもしれないが、決して悪意があったりするものではない。

コンクリートの質感と、立ち並んだ集合住宅の整合性。

この風景は、自分が過ごした、昭和の終わり頃の、東京の景色と、強く結びついているのである。


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団地に住んでいる友達も多かったので、よく遊びに行った。そこは生活の場であると同時に、子供たちの遊び場でもあった。


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「うるせえぞガキどもが!どっか行け!」

あまり騒がしく遊んでいると、他の部屋のおじさんに怒鳴られたものだ。

我々は「うるせえクソジジイ!」と叫びながら、自転車で逃げた。例えば、あのおじさんが、夜勤明けのタクシードライバーだったとしたら?…おじさんには、本当にすまなかったと思っている。


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光化学スモッグ警報のサイレンを無視して遊んでいると、涙がポロポロ出てくる。咳が止まらない友達もいた。現在はPM2.5がニュースや天気予報で取り上げられることが日常だが、あの頃の東京の空気は、一体どんなものだったのだろうか。

そんな極悪な空気から逃れ、友達の家に逃げ込んだ我々は、締め切った部屋でプラモデルを作るのだが、今度は塗料や接着剤のニオイにやられてしまい、ふらふらしたり、ニヤニヤしたりするのであった。


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ところで、金属類は、何故どこもこの色なのだろう?というか、この色の名前がわからない。茶色っぽいような、ピンク?経年劣化や日焼けによる退色が、謎のカラーリングに、更に追い打ちをかけているのだろう。



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管理事務所と、集会所(?)が一緒になった、離れの建物。照明器具の位置が低すぎる気がする。



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小さなスペースに、無理やり作りました的な、小さすぎる公園。あったな、こういう公園。遊ぶ方としては、とりあえず設置された遊具が、キャッチボールやサッカーの邪魔なのだ。



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通りを一本隔てると、何故か5号棟から25号棟にジャンプアップ!建物の並び方と、番号がグチャグチャなのは、空いた土地から順番に建設を着工したからだろうか。


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予想はしていたが、やはりあったよ、この手の立て看板。これは東京にはなかったな。なんだか悲しい気持ちになる。ココにコレか…構造的な問題は、根深いようだ。



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自分にとっての団地は、高度経済成長の象徴的なイメージがあるのだが、60~70年代に建てられた集合住宅は、老朽化が進んでいる。未来的なものが、過去のものになろうとしている。

一見、無機質なコンクリートの塊かもしれないが、そこには沢山の人達の暮らしがあり、それぞれの思い出が詰まっているのかと思うと、ゆっくりと流れる時間に、諸行無常を感じるのである。


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コメント

No title

ぜひ土曜の朝のNHKのアニメ、「団地ともお」を見てほしい。

ゴリラ #- | URL
2014/11/05 14:53 | edit

No title

そういうアニメがあるのですか。
今度見てみます。

濃紺 #- | URL
2014/11/05 23:22 | edit

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