100年後の世界

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100年前の科学小説家は、夢を持って100年後を思い描いた。

テクノロジーの進歩は目ざましく、例えば我々が幼い頃、現代における携帯電話やインターネットを思い描けていただろうか。

「未来では学校に通うことなく、コンピュータを使うことにより、家で授業を受けることができる」

技術的には可能であろうが、今でも子供達は学校に通っている。
対人間のコミュニケーション力は、やはり生身の人に触れ合わなければ、学ぶことはできないと思う。
理不尽や厄介ごともある。
人間は機械にはなれないのだ。
そこにおいて、バーチャルな人間関係にエンタテインメント性を持たせる面白さは理解できるが、スマホ向けの恋愛シミュレーションゲームのCMを見ると、なんだか少しモヤモヤする。

5分後の世界すら上手に思い描くことのできない私には、100年後の世界なんて、ほとんど見えてこない。

まぁ、ガンの特効薬は出来ているだろうな。
テレビの画質は更に良くなっているだろう。
リニアモーターカーは実用化されているだろうし、冷凍食品やカップラーメンは驚くほど美味しくなっているに違いない。

ただ、人間の内面の進化を、夢を持って思い描くことはなかなか難しく、100年後も暴力や戦争はなくなっていないかもしれない。

明るい未来を思い描く為には、「現代」を明るく生きることが大事なのかもしれない。
未来を楽観視することは難しい近頃だが、きっと悲観的になり過ぎてもいけないのだろう。

100年後の世界に、当然自分はいないのだが、そんな未来が今より少しでも明るければいいなと思う。

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濃紺

Author:濃紺
◆1971年生まれ。廃人寸前からサラリーマンへ奇跡の転身。 音楽好き。愛すべき80年代カルチャーを礎に、現在を生き未来を感じたい。東京→仙台→札幌→福岡。

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