GOUNN

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海辺でビールを飲みながら、タバコを吸っていた。
もうすぐ日が沈むな…。
別に、海辺でカッコつけている訳ではない。

何をしに来たかというと…。

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マリンメッセ福岡に、ももクロのライブを観に来たのだ。
映画館での、ライブビューイングは2度観たことがあるが、生のももクロは初だ。
人生初のアイドルのライブだ。

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会場の前の賑わい。
思わず、たこ焼きの屋台を探したくなる。

そして、皆さんカラフルだ。
赤、黄、ピンク、緑、紫…。
目がチカチカしてくる。

客層の幅の広さを感じる。
予想以上にカップル率が高い。
小さな子供を連れた、家族連れも居る。
おっさん、おばさん、コスプレ、金髪タトゥー、モテそうにない大学生風、ヲタ女子風…統一感が全くない。
カオスだ。

この場に自分が居るのが、少し不思議だった。
だが、自分もこの群集の中の一人なのである。
何故かだんだん可笑しくなってきて、私は「うひひひ」と、小さく笑った。

会場に入ってみる。
開演前に、トイレに行ったのだが、物凄い行列。
おしっこをするのに、こんなに並んだのは、Rising Sun Rock Festival以来だ。

ついでにタバコを吸いに、喫煙スペースへ行ってみる。
喫煙スペースは、屋外に設けてあった。
柵で囲われた、10メートル×10メートル程の空間に、スモーカーがギュウギュウ詰めである。
アルプスの少女ハイジで、ペーターに追われていたヤギのような気持ちになる。

「ライター貸してくれませんか?」

おい!大丈夫か?ってくらいに痩せた、ガリガリのもやしみたいな男性(30歳くらい)に話しかけられる。

ギョロっとした目が妙に目立つ、ダメなカマキリみたいな男は、「今日、何戦目っすか?」と聞いてきた。

私は「何戦目」ってのが、聞き取れず、「13列目だよ」と答えた。

男は一瞬、不思議そうな顔をしたが、「ももクロのライブ、最高っすよ」と、笑顔だった。

後で考えて解ったのだが、「何戦目」ってのは、「ライブは何回目ですか?」という意味だったのではないだろうか。


席へ戻る。
アリーナ13列目。
なかなかの良席だ。
ステージに高さがあるので、あまり前だと首が痛い。

それにしても、物凄い人の数だ。
1万人以上が、この会場にいるらしい。
全員から100円ずつもらったら、大富豪だな…なんて思っていると暗転。

歓声。
アイドルのライブってのは、どんなものなのだろう?

ももクロ登場。
更なる歓声。

ロック・ミュージシャンを生で観るのとは、また違った感覚だ。

ミュージシャンを見ても、最初は「おお、本物だ」と思うのだが、私は、ももクロを見て、「あー、この子たち、本当に存在していたんだ」という、訳のわからない感慨に浸っていた。

テレビやPCの画面の中でしか目にしていなかった子達が、数メートル先の目の前で、歌い踊っている。
表情が分かる。
髪の毛が揺れている。
ディスプレイの中で存在していた「モノ」が「者」となったような現実感?
とにかく不思議な感覚だった。

ライブはフレンドリーな雰囲気かと思っていたのだが、これがコンセプチュアルなもので、MCもなく進む。
曲間は、オリエンタルな旋律のアンビエント的音楽をバックに、映像とダンサーによるパフォーマンス。
今回のツアーは、宗教的なモチーフということもあり、独特の世界だった。

アイドルのライブでは、お約束のサイリウム(ペンライト)も、本編では演出の都合により禁止されていた。
空調が追いついていないのだろうか。
とても蒸し暑い。

本編終了後、通常のライブだとアンコールに当たる、後半数曲の場面。
巨大モニターに映る、「サイリウム使用可能まで、あと○秒」のカウントダウン。
周りを見渡した。
暗闇の中、灯るサイリウムの光の洪水は、とても綺麗だった。

「福岡の皆さん、こんばんは~!」

本編の雰囲気とは一転。
メンバーは、よく喋り、よく笑う。
そして、会場を盛り上げるだけ盛り上げた。

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会場をあとにして、コンビニでビールを買って、タバコに火をつける。
17~20歳の女の子達を、あんなに凝視することは、私の日常生活にはない。
非日常の時間だった。

アイドルは、偶像なのだろうか?
彼女達は、実際に存在した。
ももクロは、確かに目の前に居た。
宇宙人に遭遇しても、こんな気持ちになるのだろうか。

アイドルのライブは、なにぶん初めてだったので、とまどいやアウェー感もあったが、自分なりに楽しめたと思う。

ライブ中の自分の様子については、あまり触れていないが、「Chai Maxx」のサビの振り付けは、自分でも驚くほど完璧だったことを、最後に記しておく。


【追記】
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ももクロちゃん御一行様が、博多で食べたのは、shin shinのラーメンだった模様。
私もよく行くお店なのだが、確かに美味しいよな。
コーディネーターさん、ナイスチョイス!
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濃紺

Author:濃紺
◆1971年生まれ。廃人寸前からサラリーマンへ奇跡の転身。 音楽好き。愛すべき80年代カルチャーを礎に、現在を生き未来を感じたい。東京→仙台→札幌→福岡。

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