ラインを越えて

「好きなものを自由に描け」と言った美術教師は、私の絵を見て、「こんなのは絵じゃない」と言った。

読書感想文を書けば、現代文の教師に職員室に呼び出されて、「お前の考えは間違っている」と説教された。

音楽教師に無理矢理入らされた音楽部(吹奏楽と合唱)は、ちょっと早く生まれただけのくせに、偉そうな先輩にムカついて、パイプ椅子をブン投げて半年で退部した。

喫煙、傷害、窃盗。
当たり前に停学になった。

坂を転げ落ちるように、落ちこぼれていった、ハイスクールdays。
そこそこ上位の成績で入学した、中途半端な進学校の中で、気付けば360人中358位の成績になった。

誰のせいでもない。
自分のせいだ。

何だって、自分で決める。
誰の指図も受けないぜ。

後悔なんかはしていない。
していないけれど…。

あの時ああ言えばもっと、今より幸せだったのか?
あの時ああすればもっと、今より幸せだったのか?

自分の中のアンテナは、グニャグニャに曲がってしまって、歪んだまま25年が経ってしまった。

誰のせいでもない。
きっとそういうものなのだろう。

軌道を修正するタイミングは何度もあったと思うのだが、なんだかんだで、結局こうなっていたような気もする。

ジョニーは戦場へ行った。
僕は何処へ行くんだろう?

25年経っても、その疑問は解決せず、今夜も音楽のボリュームを上げるしかないのである。
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コメント

No title

あけましておめでとうございます
本年も宜しくお願いします(・∀・)

選択肢の中で違う道を選んでいても、パラレルワールドは存在しなくて
今の自分にいきつくのではないかと私も思います。
なるべくしてなったんだなーと思うのですが、
ラインを超えることでちょっとは変わるのかもしれないですね。

No title

■06さん
あけましておめでとうございます。
こちらこそ、今年も宜しくお願いします。

うん。
例えば東京から大阪に行くには、沢山のルートや手段があってさ。
どんな手段を選択しようが、目的地は大阪ってことで、変わらない訳で。
バック・トゥ・ザ・フューチャー的なタイムパラドックスを考えると、きりがなくなってしまうと言うかさ。

若い頃は、あんなにラインを越えたがっていたのに、年齢を重ねたせいでしょうか?気付けばラインを越えるのに臆病になっている自分がいたりもします。
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濃紺

Author:濃紺
◆1971年生まれ。廃人寸前からサラリーマンへ奇跡の転身。 音楽好き。愛すべき80年代カルチャーを礎に、現在を生き未来を感じたい。東京→仙台→札幌→福岡。

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