ハズレ

お腹が空いたので、適当な中華屋さんに入った。
古い店構えだ。
年季の入ったカウンター席に腰掛け、ランチメニューの、ラーメンとミニ焼き飯のセットを注文。

まずはラーメンを一口。
あれ?
味が薄くてコクを感じさせないスープ。
茹で過ぎて、デロデロになった麺。
心の中で「病院食か!」と叫んだ。

気を取り直して、ミニ焼き飯を。
…ベッチャベチャ。
心の中で、松田優作ばりに「何じゃこりゃー!」と叫んだ。

私は決してグルメではない。
特に、ラーメンなんかは(程度の差こそあれ)どこで食べても美味しいと思える。
ラーメン好きだしね。

そんな私が、ラーメンでこれだけ愕然としたのは初めてである。
そう…あまり言葉にはしたくないが、一言で言えばズイマー…不味いのである。
しかも不幸なことに、ランチのセットにしちゃったものだから、ボリュームたっぷりだ。

ズイマーなラーメンと焼き飯を、黙々と食らう。
苦行か?罰ゲームか?
とにかく機械のようになって、箸を進めたのだった。

そういえば、店内は静かだ。
ランチタイムにも関わらず、客は私一人であった。

それでも、かなり年季の入ったお店であるので、何十年も歴史があるのであろう。
何だか不思議な空間だった。

食べ物の好みなんて、主観的なものである。
私が「不味い」と思うラーメンを、「美味しい」と思う人だって、勿論居るであろう。
だからこのお店も成り立っているんだろうな。
そんな事を思いながら、なんとか完食した。
長距離を走り切ったランナーの気分であった。

cup0824.jpg

なんだか悔しかったので、口直しにカップラーメンを買って帰った。

ラーメン屋のラーメンと、カップラーメンは全く別物であるが、ホッとする味だった。

私は決してグルメではない。


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濃紺

Author:濃紺
◆1971年生まれ。廃人寸前からサラリーマンへ奇跡の転身。 音楽好き。愛すべき80年代カルチャーを礎に、現在を生き未来を感じたい。東京→仙台→札幌→福岡。

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