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ROSE OR LOSE
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2009/06/17(Wed)
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「あー、こんなところに公園あんのか」
日曜日の朝のことである。 その公園には、ちょっとした野球場が併設してあり、私はベンチに腰掛けて、そこで行われている草野球を何の気なしに眺めていた。 缶コーヒーを飲み干して、タバコに火を点けたところで、走塁ミスのランナーが1−2塁間に挟まれた。 ランナーは1−2塁間を行ったりきたり。 彼の頭上をボールは何度も往復し、1塁手と2塁手は、どんどんその幅を狭め、ランナーを追い詰める。 「こりゃアウトだろうな」 状況から言って、このケースの場合、大概ランナーは逃げ回った挙句、タッチアウトというのが相場である。 彼がアウトになろうが、セーフになろうが、私の知ったことではない。 私はそこで行われている草野球を何の気なしに眺めているだけなのだから。 ところがである。 ランナーである彼は、巧みなフェイントをかましつつ、華麗なステップを踏むと一瞬の隙をついて、2塁手の脇をすり抜け、見事2塁に進塁したのである。 ![]() 私は「こりゃアウトだろうな」と思ったことを、後悔した。 そう思ってしまった自分を恥じた。 ランナーの彼はきっと、1−2塁間を行ったりきたりしている時、「俺は必ずアウトになるんだ。もうダメだ」とは思っていなかったであろう。 つまり、そういうことだ。 ■ROSE OR LOSE / THE WILLARD |
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