sinking slowly
2009/11/04(Wed)
自分で言うのもなんだが、私はわりと穏やかな性格である(と思う)。
しかも年齢を重ねるごとに、性格が丸くなっているような気がする。
人との諍(いさか)いは、あまり好きではない。
もっとも、諍いを好む人などあまりいないと思うが。

怒るのは好きではない。
ただただ面倒だ。疲れるのだ。

しかし、今よりもずっと若い頃は、『キレたナイフ』とか『ジャックナイフ』とか『狂った果実』な時期もあった。

「俺も昔は悪(ワル)でよ〜…」的な話は馬鹿馬鹿しいので割愛するが、まあ、恥ずかしながら、そんな時期もあったのである。

そんなある日、またしても愚行をしでかした私に対し、親しい友人から「自分の思い通りにならないからって、いちいち怒って暴れていたってキリがないでしょ?」と、説教をくらい、自分も「うーむ…仰る通りでございます」と猛省し、それ以来、暴力的な自分は封印。なるべく怒らないように努めて現在に至っている。

今日(こんにち)、あまり怒らなくなったのは、消極的な理由の産物であるかもしれぬが、まあそれはそれで良いことだと思っている。

怒るのは好きではない。
今では、ただただ面倒だ。疲れるのだ。

だがそれは、怒りという感情を押し殺す作業でもある。
抑圧された感情と、我慢したオナラは、一体どこへ行くのだろう?

そんな私であるが、昨日は久々に怒ってしまった。
人に対して怒声を吐くのは何年ぶりだろう?
「おい!黙ってねえで、何とか言ってみろよ!」
当たり前だが、怒っている時は、全然楽しくない。
これだから怒るのはいやなんだ。

イライラを抱えたまま過ごしていると、またもイライラな場面に遭遇。
こういうのは連鎖するのだろうか?それとも自分が引き寄せたり、飛び込んだりしているのだろうか?
本当は殴りたいが、三十代も半ばを過ぎ、四十代の背中も見えてきているというのに、人を殴っていたらただの馬鹿である。

「おい!黙ってねえで、何とか言ってみろよ!」本日二度目である。
二度目ともなると、自分自身がアホらしくなってきてしまう。「俺は一体何をやっているんだ?」と思う。

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はあ、もう帰ろ帰ろ。
もう今日は人とは関わりたくない。
帰って音楽聴いたり本を読んだりして過ごそう。

1,2,さぁ〜ん,4,5,ろぉ〜く,7,8,きゅ〜う…
そう呟きながらの帰り道なのであった。

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チーズはどこへ消えた
2009/11/01(Sun)
川を流れる水は、どこまで行くのだろう?
って、そりゃ海だろうよ。うんうん、知っているよ。無教養で阿呆な私でも、そのくらいは知っているぜ。存じ上げておりますぜ旦那。だって、そんなの常識だろ?

…常識って何だ?
常識はいつも正しいのか?
そんな中学2年生的疑問が脳内でシャウト。しかもB'zの「ウ・ル・ト・ラ ソウル♪ ヘイ!!」ってくらいの勢いでシャウトしやがる。

川が実際に海に流れ込むのを見たのか?確かめた事があるのか?

「やってやろうじゃねえか」
私は確かめることにした。

発表します!
確かに川は徐々にその幅を広げつつ、海に流れ込んでいた。
私は人差し指と中指を水面にチョイとつけ、ためらうことなく舐めてみた。しょっぱかった。

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舌に残った塩(潮)味と、砂まみれのスニーカーは、常識の裏付けを雄弁に語り、私は少しだけ賢くなったような気がしたのだった。

めでたしめでたし。
ヘイ!!
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Stay Away
2009/10/30(Fri)
めっきり秋ですね。
毎年この時期は、何を着たらよいのか、全くわからないでござる。

さて、早起き。
コンビニのレジ袋を鞄に見立て、袋の中にタバコとライターと携帯灰皿、携帯電話と財布と、読みかけの本と猫の餌をガサゴソとブチ込み、いつもの公園へ。

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缶コーヒーを買い求め、ベンチで一服。
やあやあ、みんなおはようさん。
猫と一緒に読書に耽る。これもまた正しい秋の朝のすごし方である。

Image1627.jpg『カート&コートニー リアルワーズ』

NIRVANAの故・カート・コバーンと、その妻でHOLEのヴォーカリスト、コートニー・ラブの発言集だ。

NIRVANAが全世界的にブレイクした90年代初頭。
しかし私個人はあまりピンとこなかった。




Image1625.jpgパンクでもなくハードロックでもなくヘヴィーメタルでもなく、ポップなのにどこか少し暗いメロディーの繰り返しに、「ああ中途半端で退屈な音楽だなあ」と思ったものだ。

当時はそれよりも、ダンスミュージックにロックギターを見事に融合させたジーザス・ジョーンズや、所謂シューゲイザー、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの轟音ギターノイズと甘美なメロディに夢中であった。


NIRVANAは、1994年4月5日、カート・コバーンが自宅で自殺したことで事実上の解散となる。
当時大学生だった私は、行きつけの練習スタジオでその報せを知ることになるのだが、その時は「へえ、そうなんだ」くらいにしか思わなかった。当時はNIRVANAに対する思い入れが、ほとんどなかったのである。

その頃の私は、大学には通ってなんとなく真面目に(?)勉強はしていたものの、サークル活動をしていなかったので、学内に友人はほとんどなく、もっぱら学外でのバンド活動が生活の中心であった。月に1〜3度のライブ。その為だけに毎日はあった。

何もわかっていない若造の癖に、世の中に対し変なところで冷めた態度をとり、所謂ロック・ミュージックに関わるカルチャーにどっぷり漬かることもできず、よくわからん自分の解釈で、毎日をダラダラと過ごしていた。

飲めない酒を浴びるように飲み、眠くなれば眠り、腹が減れば食い、毎日ギターを弾き、音楽を聴いて本を読み、たまに珍しく気の合う友人と、他愛もない話をして過ごした。その合間に単位を取得するに足る程度の勉学をする。

そんな暮らしを続けるうちに、私の中の何かが崩壊するのも、今思えば必然だったのかもしれない。
自分ではこの時期を『第一次濃紺ビッグバン』、『ファースト・インパクト』と位置づけている。
メシさえ食わず、太陽が怖いから昼間からカーテンを閉め切り、夜になればなったで蛍光灯の光が眩し過ぎて目を開けていることもままならず、蝋燭の光で過ごした。お香とタバコの煙が充満した、昼も夜も薄暗い部屋で、ヘッドフォンをしたまま過ごした。

Image1626.jpgそんな時に聴き返したNIRVANA-カート・コバーンの声は、その時の私の精神状態にピッタリとシンクロした(ような気がした)。
あれだけピンとこなかったNIRVANAの音楽が、ジワジワとボディ・ブローのように効いてきたのだ。
もう「いない」カートの声が、私の鼓膜と胸に突き刺さり、私は泣いた。
泣き叫びながら、食器棚の食器を滅茶苦茶に叩き割り、アパートの壁を殴っては穴を開け、振りかぶったギターで、天井からぶら下がっている蛍光灯を殴打した。蛍光灯は粉々に砕けて、頭からその破片をまともにかぶることになった。


猫を抱き、ページを捲りながら、そんな昔のことを思い出していた。
青臭いといえば、あまりに青臭すぎるが、そんな【無駄な日々】がなければ、今、私はここでこうして過去を振り返り、駄文を垂れ流すこともなく、これを読んでいるあなたも、これを見ていることはない。
【無駄な日々】は、本当に無駄だったのかどうか?今の私にはわからないが、これから少し先の未来に、また当時のことを振り返ったとして、「無駄な日々は決して無駄ではなかった」と、少しでも思うことができれば、それだけで。言葉としては明らかに矛盾しているが、ただもう、それだけで。

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そんな訳で、近頃NIRVANAをよく聴いている。




■YouTube-Stay Away / NIRVANA
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パスポ音
2009/10/24(Sat)
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今年の春から、やたら空港に来る機会が多い。実際自分が乗る回数は、そんなに多くはないのだけれど。

仮に…仮にですよ(ここからサンボマスター口調)。

空席があって、フラッと乗っちゃぃたりしたらですね。しかも事前に缶ビールを1リットル程、一気に呑んで、乗り込んでですね。そしたら、昼寝している間に異国ですよ。

そういうのって憧れるのですよ!想像するだけで、ワクワクするのですよ!

…でも、やめましょう。「仮に」とか「たら」とか、「れば」とか、そういうのは、やめようじゃないですか。逆に虚しさが胸の中を駆け巡るだけですから。

だから僕は、心の中で叫ぶのですよ!憧れを抱きながら、いろいろなことを叫ぶのですよ(サンボマスター口調終わり)!


つーかさ、そもそも私はパスポートを持っていない。アレは一体、どこで作るのだろう?市役所?区役所?コンビニじゃ作れねえよな。

わからないから検索しようと思ったのだけれど、それはやめてみた。だって、私にとっては早急に必要なモノではないのだから。

空港のザワザワした音が好きだ。

きっと近いうちに、用もなく空港に行ってしまうような…そんな気がする。
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An Echo, A Stain
2009/10/23(Fri)
20091022233344.jpg「夜が終わらなければいいのに」と思う時と、「夜なんか早く終わっちまえばいいのに」と思う時がある。我ながら、勝手なもんだ。今夜はどっちなんだろう?

とりあえず、濃いめに作ったジントニックが美味い。

あとは、歯を磨いてから、気持ちの良い音楽を聴きながら眠るだけだ。


20091022233525.jpgさて、今夜は何を聴こう?

久々にビョークでも…今夜はあの声が聴きたい気分なんだ。どのアルバムにしようかな。

それをぼんやり考える時間も、それなりに楽しいものだ。
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